2008年7月20日 (日)

本ブログの読み方

コンセプト:語源や押韻表現を通して英語の世界を楽しもう!

英単語・セットフレーズに関する話題
①法則を見つける→語源アクセントの法則語形成、(*)
②韻に着目する→PUN(語呂)
③ウィットな表現に着目する→Irony(皮肉)Oxymoron(矛盾語法)
④物語を作る→Theater DUO(+MD編集)、勘違い英会話

(*) 動詞を、接頭辞と語根を2次元の表(エクセル)にまとめたもの
 →語源マトリックス(日々作成中・・・)

その他のトピック
①芸術に関する英語→音楽英詩・英語の歌
②日本語と英語の違い→意外
③その他の学問と英語との関わり→化学学問

参考教材
・NHKラジオ「実践ビジネス英語(実ビジ)」講師:杉田敏先生
・NHKラジオ「ものしり英語塾(ものしり)」(2007年度で終了)
・英単/熟語集「DUO 3.0」 鈴木陽一著(アイシーピー)
・「英語イディオム由来辞典(イデ由)」(三省堂)
・『ネイティブの「造語力」を身につける!』酒井玲子著(国際語学社)
・『黒単』ホリム=ハン著,リチャード=キム訳(三修社)

参考情報
・「AERA English(1月号),p.23」(朝日新聞社)(2007.11/22発売)
 *このブログを軸とした私の英単語学習法の紹介記事です。

最近気になっている本
・『青単』『赤単』ホリム=ハン著,リチャード=キム訳(三修社)

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2008年6月15日 (日)

実践ビジネス英語(L6)

最近の実ビジ、Lesson6からの抽出作業です。
まずは、頭韻表現から。

worth someone's while (人の)時間をかけるだけの価値がある
the cream of the crop 選び抜かれた精鋭
the best and (the) brightest 最高の人材

下2つは互いに言い換えが可能。2つめはtextではcream-of-the-crop と形容詞形で出ていました。ちなみに最後の表現は最上級のダブルですがよく見ると頭脚両韻型です。
そういえば何かの歌に「taller than the tallest tree」という歌詞が出てきました。最上級をさらに比較級で強調した詩的な表現だと思いました。

次は脚韻もどき。

overachiever とくに優れた成果を上げる人

最後はpunがらみの表現です。

bad pun だじゃれ(punだけで「だじゃれ」のニュアンスが強い)
hone a horn ツノを磨く *[houn] と [ho:n] (能力を磨くのも可) 
staple stapler 重要なホチキス

そのうちセットフレーズ集の中に、bad pun のような「冗長表現(pleonasm)」もまとめてみたいと思います。

さて、私の今年の英語?の目標の1つに、「空耳作品を作り、空耳アワーで採用されること」というのがあります。だいぶ時間がかかったのですが、1作目の「空耳」が出来上がり先週投稿しました。ふだん洋楽をあまり聴かない上に、歌詞をまともに英語で理解しようとしてしまうのでなかなか難しいですが、1,2ヶ月番組を見てダメだったらまたチャレンジします。

2008年6月 1日 (日)

unique favorite

少し追記しました(ピンク字)。

久しぶりの意外シリーズの更新です。

favoriteとuniqueの強調形
 これらの形容詞は、もはやそれ自体が最上級とも言えるため、その意味の性質上、比較級・最上級がありません。またveryで修飾することも通常はしないとのことです。uniqueに関しては日本語で「とてもユニーク」とよく言うので、「very unique」と言わないように注意したいです。ところが最近、これらの強調形を目にしました。

absolute favorite 最高にお気に入りの(名詞としてもOK)
absolutely unique まったく類を見ない

こんなのもいけるかもしれません↓
unique favorite 独特のお気に入り

意外といえば、最近、私は背が伸びているようです。多少誤差はあると思いますが、半年ごとに行う会社の健診で、ここ2年で約1cm伸び、現在179.4cmになりました。こうなると身長180cm超えを目標にしたくなるのが人情。さて今後、どうなりますか・・・

2008年5月24日 (土)

あさみとトム(erratic編)

もう何回も見ているシーン。営業のトムが仕事で失敗したのかうなだれて外回りから戻ってきました。同期のあさみは内勤で主にPCのシステムを担当。最近、トムとは勘違いの連続で気まずくなっていましたが、逆にトムへの好奇心は募る一方です。トムが例によって席を外すのを確認すると、ついに、あさみはトムの後をつけました。しばらく廊下を進んでいくとトムはトイレへ。しばらく廊下で待つあさみ。・・・5分・・・「な、長い・・・。ていうか私、何やってんだろ」。このまま見張るべきか・・・さて・・・と、あさみのピッチにコールが入りました。いつもPCをおかしくするドジ男・フランク(Frank)からです。

Frank: Something is wrong with my computer again. I need your help.
Asami: ...“O”“K”.(チッ。またFlunk「落第男」か)

仕方なく引き返すあさみ。30分ほどFrankのPCと格闘してから職場に戻ると、今度はトムの上司のグラナダ(Granada)が「トムはどこだ!」といらいらしてます。おまけに自分のPCもトラブったらしく、あさみが呼ばれました。あさみがPCをみている間、グラナダが話しかけます。

Granada: You know Tom is erratic. Where on earth is he?
Asami: er... I don't know. How can I know that?

グラナダ:トムは気まぐれなヤツだよな。彼は一体どこなんだ?
あさみ:え・・・知りません。知るわけないです。

今の会話、あさみの脳の中ではerratic(気まぐれ、[ae])→erotic(エロい、[a]) と変換されてしまったようです。確かにどちらもアクセントが第2音節だし、その母音が違うだけなので似ています。あさみは、何かトムの事情を知っていそうなグラナダの一言で混乱してしまいました。トムは席を立ってから1時間後に戻ってきました。まさかずっとトイレ?トムについてのキーワード、vagrant(放浪者), a small fortune(大金)にerotic?が加わり、あさみは自分の気持ちの制御に限界を感じ始めていました。

2008年5月11日 (日)

PUN その12(fiddle 2)

考えてみたら今年初めてのPUNの更新です。

To fiddle a fiddle is a fiddle-faddle.
 ヴァイオリンをいじくるのはばかげたことだ 
 最近、「fiddle-faddle」 という曲名を目にしたのでpunにしてみました。fiddleは2回目の採用(前作はこちら)ですが、どうもfiddle を使うpunは自虐ネタになる傾向があります(笑)。実際、素人考えで駒をいじくったヴァイオリンを弾いていたら、知人のプロの方に細工を一発で見抜かれました。つまり、駒を低くする→指板と弦の距離を縮めることで少しでも運指を楽にしたかったからなのですが、生兵法は何とやらですね、やっぱり。

さて、以下の2つはともに脚韻を踏んだ言い回しです。

I gave him a nudge, but he wouldn't budge.(2007年度「ビジ英」
 彼を(注意するために)ちょっとこづいたが彼は態度(意見)を変えようとしなかった。 
 nudge(=gentle push)はよい結果を招くことが多いと説明されていました(byクリスさん)。こういうニュアンスを伝えたい時ってあるかもしれません。この場合、nudge の代わりにpushやpressure だったら結果が違ったのでしょうか?

If it bleeds, it leads.(2007年度「ものしり」
 残酷な事件ほどトップニュースになる。
 これはメディアのあり方に警鐘を鳴らす、「見出し」チックな皮肉になっています。確かに、そんな気がしますね。似たようなものに、ラテン語由来のBuyer beware.「買い人よ、注意せよ」などがありました。なお、見出しのpunを覚えるといいことがあります。それはbleed「出血(する)」とbreed「品種・血統」のつづりを迷わなくなることです。どちらも「血」に関係する単語なので時々こんがらがるのですが、もう大丈夫!

後半2つはEnd Rhyme(脚韻)型にも掲載しました。最近、フレーズ編と文章編に分けてみましたので興味のある方はご参照下さい。

2008年5月 1日 (木)

皮肉表現(Allegedly&Richie)

allegedly  (本人の)申し立てによると/~だとされている
 動詞allége(申し立てる)は、(訴訟など)わりとformal な場面で使われるので、allegedly は、casual な使用では真偽のほどが疑わしいという皮肉に響く表現だそうです。そういえば昔、アメリカに、Alleged とその娘のMiss Alleged という競走馬がいましたが、考えてみるとちょっとヘンなネーミングですね。

ex.(ビジ英08-2月号p.96, BWP, No.8より)
A: Why didn't Jane show up at the meeting today?  Was she sick?
B: She allegedly had an appointment with her client. She never mentioned it before, though. 

A: ジェーンはなぜ今日の会議に現れなかったの? 病気?
B: 彼女の説明によるとクライアントと約束があったんだって。もっとも、そんなことちっとも言ってなかったけどね。

そういえば今年度の「実ビジ」には巻末のquiz、BWP(Business Word Power)がなくなってしまいました。少なくとも(私が杉田先生の番組を聴き始めた)1997年には既に連載されていて毎回楽しみにしていたのでとても残念です(入門ビジネス英語の方に連載だそうです)。

Richie
I begged Richie to lend me a hundred bucks, but he shook his head, saying, "I'm broke, too." (DUO No.22) 
 
リッチーに100ドル貸してと頼んだが、彼は首を横に振りながら「僕も一文無しなんだ」と言った。
 Richieと名のつく人は、「名前がRichie(rich)なのに貧乏」という皮肉なジョークを一生に一度くらいは自分で言ったり言われたりしそうです(想像)。
少し前のTV「ドラマで楽しむ英会話 MIAMI7」のpunに関する話題で、出演者のRichieと肘井美佳ちゃんとのこんなやりとりがありました。
 肘「(punの例として)Richie is rich. っていうのは?」
 R「全然違うよ。だってリッチーとリッチでしょ。
   それ、オヤジギャグでしょ、美佳ちゃん。」
 肘「そっか。ま、そもそも rich じゃないしね、却下!」
と突っ込まれていました。
 一応調べたら、Richieには「リッチ」という発音も辞書に載っていました。

2008年4月26日 (土)

楽器(奏者とペグ編)

●基本的に「楽器+-ist」でその楽器の演奏者になります。調べたらオーケストラに入っている楽器はほとんど全てこのパターンでした(例外はトランペット)。
 ex. pianist(発音注意), violinist, oboist(oboe+ist)...

ただし、例外は以下の2つのパターン。
(1)語尾が「-er」ex. trumpeter(トランペット奏者)、drummer(ドラマー)*クラシックの打楽器奏者はpercussionist
(2)「楽器_player」のパターン。名称が長い楽器か、-istをつけてもしっくりこないような地味な楽器。自信のないときはこの言い方をすればよさそうです。

もし、この他のパターンを知っている方がいらっしゃいましたらご一報下さいませ。

最後に、弦楽器を弾かれる方にはおなじみのpeg(tuning peg)が動詞として使われている例をご紹介します。

peg someone (人の正体)を見破る、(人)を見定める

ペグは弦楽器(ギターやヴァイオリンなど)の上部(ネック)についている糸巻き。開放弦をちょうどよいピッチのところでピタッと固定することから、「見定める」、「見破る」という意味との相関もスムーズな気がします。他に同じ意味の動詞としては、size up (句動詞)、spot ~ があります。後者は、trend spotter(流行に敏感な人)のようにも使われていますね。

2008年4月21日 (月)

あさみとトム(dirty look編)

あさみはwelcome matの一件以来、トムとまともに話をしていません。あの時、あさみはショックを受け、同時にかっとなった自分を抑えられずに引き返したのですが、今もこわいものみたさでトムのことがやはり気になるのでした。「放浪癖」、「a small fortune」、トムは絶対何かを隠している。しかしトムはかたくなに心を閉ざしたまま。あさみは職場で時間があるとついトムの方を観察してしまいます。・・・するとある日、トムはその視線に気づいたのか、あさみに一言。

Asami, don't give me a dirty look!

「え!?」。あさみは信じられませんでした。職場のdress code は基本的にフリー、内勤のあさみは普段から私服です。でもいつも無難に着こなしているつもりでした。それを「キタない身なりをしてくれるな!」ですって!あさみはトムをきっとにらみつけると部屋の外に出て行きました。

give someone a dirty look(人に嫌な顔をする/にらむ/怒った顔をする)
dirty look は凝視、怒った顔という意味。この場合、トムは冗談交じりに「あさみ、にらまないでよ。」と言ったつもりだったようなのですが、勘違いしたあさみが結果的に本当にdirty lookになってしまったというわけです。似た言い回しにugly look がありますが、こちらは「怪しいor険悪な状況・事態/腫れぼったい顔」となります。

数日後、あさみの会社のPCにメールが届きました。トムから同期の飲み会のお知らせでした。「あんなこと言っておいて、なんて無神経な・・・」。あさみはトムがますますよくわからなくなっていましたが、飲み会と聞いて断るあさみではありません。これまでのうっぷんをお酒の力を借りて晴らすべしと、二つ返事でOKするあさみなのでした。

2008年3月14日 (金)

Ubiquitous Maria

今回は、日本人には違和感のある、英語のMariaの発音:[mərí:ə](*第2音節にアクセント)について、さまざまな言語で頻繁に歌われるMaria(ある意味、ubiquitous Maria・笑)を取り上げることで、音楽的に考察をしてみたいと思います。

<動機>「やさビジ」の録音で、杉田先生がアシスタントのMaria del Vecchio さんに“Now, María, ...”と呼びかけている発音を聞いてはっとしたから。

<結果と考察>とくにMariaMaからriにかけての音型とリズムについて注目しました。

クラシック音楽におけるMaria~ラテン語編
(a)モーツァルト Ave Verum Corpus KV.618
Morzart_3

四声の賛美歌。冒頭(8小節目)にMariaが出てきます。
・音の長さ Mari
・Ma→ri 上昇音型(主旋律)

(b)シューベルト Ave Maria D.839, Op.52-6
・音の長さ Mari
・Ma→ri 上昇音型

クラシック音楽におけるMaria~ドイツ語編
 ブラームス 「2つの歌」より「聖なる子守唄」 Op.91-2

Brahms

アルト(独唱)の歌曲。冒頭のイントロ部(ビオラorチェロ)のMariaでは珍しく下降しています(注:楽譜はヘ音記号)。
・音の長さ Mari
・Ma→ri 下降音型

現代音楽におけるMaria~スペイン語編
 David Bisbal 「Ave Maria」 
2007年度の「スペイン語講座入門編」のテーマ曲。
・音の長さ Mari
・Ma→ri 上昇音型

①~③から、ラテン語、ドイツ語、スペイン語の歌曲では、以下のことが言えそうです。
Mariaのメロディとリズムについては、
・音の長さは必ずMa≦riとなる
・「音の長さ:Ma<ri」か、「Ma→riが上昇音型」のどちらかを満たす

現代音楽におけるMaria~日本語編
(a) T-BOLAN マリア
(b) 浜田省吾 「我が心のマリア」(注1)

 3つの音節からなる日本語の単語で真ん中の音節に強勢が置かれるのは極めて稀で、それは日本人の歌曲の作曲にも無意識に現れています。例えば、(a)も(b)も「マリア」の「マ」に強勢が置かれています。とくに(b)の歌詞は全て英語ですが、冒頭の「Maria」の旋律は上記①~③とは対照的に、音の長さ:Ma>riで、かつMa→ri が下降音階となっています。

(注1)(超のつく)余談ですが、この曲は私が結婚式の入場時に使わせていただいた思い出の曲です。

2008年2月26日 (火)

Maria(偉人編)

今回は、オリジナルのRepeat(反復)型セットフレーズとして、20世紀の音楽史に残る2人のMariaにフォーカスしてみました。いろいろな意味で彼女達を超えるマリアさんはちょっと思いつきません。

$callous Callas 冷淡なカラス *発音[kae'lэs] が同一
 世紀の歌姫(divaマリア・カラスMaria Callas, 1923-1977)。孤高の天才ソプラノ歌手は、誰よりも自分に厳しく、冷淡だったのかもしれません、ということで。出だしのスペルもcall- まで一緒(さすがに同じスペルでは名前としてヘンですね)。今年(2008年)は没後30周年ということで、映画「マリア・カラス 最後の恋」も上映中です。

$alma mater of Alma Mahler アルマ・マーラーの母校/校歌
 作曲家グスタフ・マーラーの妻として知られるアルマ・マーラー(正式にはAlma Maria Mahler, 1879-1964)。彼女を教養と芸術の才に(そして男性遍歴にも?)秀でた女性へと育てた母校(たぶん名門校でしょう)、そしてアルマ自身もまた作曲家であり母校の校歌もついでに作曲、という流れで。ちなみに、ラテン語でalmaは「養育する」、「mater」は母の意味でした。

なお、カラスは完全な同音意義語(homonym)ですが、アルマ・マーラーの方は、ほぼ同音意義語(hobonym←ウソ)です(笑)。

<追加情報>
Mariaの発音について:[mərí:ə]のように第2音節がアクセント、に注意ですね。
最近、「やさビジ」の録音で、杉田先生がアシスタントのMaria del Vecchio さんに“Now, Maria...”と呼びかけている発音を聞いてはっとしました。Mariaの発音と歌曲との関係は こちら。なお、Marie も同様に第2音節がアクセント(Maryとの違いに注意)。

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